はじめに
・保険の見直しを検討している方。
・いつまでも健康でいたい方。
・費用対効果を高めたい方。
実は、あなたが抱えていらっしゃるお悩みや向上心は、この概念で解決するかもしれません。
なぜなら、この記事では”科学的根拠”や経験談に触れながら、問題解決のヒントをご紹介しているからです。
つまり、こういうことです。
読み終わった頃には、解決するためにすべきことを”具体的”に知ることが出来ているでしょう。
是非この一期一会の機会に、ここならではの特別な記事を、もちろん無料でお読みください。
あなたのお悩みを、科学的概念で解決していくぞッ!!
ガンより精神神経疾患のほうが怖いぞッ!
テーマ解説【障害調整生命年】
魂の病は身体の病より、はるかに危険であり、またその数も多い。
マルクス・トゥリウス・キケロ
概要
今回のテーマは、”障害調整生命年”となっております。
元々は、ハーバード大学が1990年に開発したものなんですよ。
今では、世界保健機関(WHO)に指標のひとつとして採用されています。
内容は、「病的状態、障害、早死により失われた年数を意味した疾病負荷を総合的に示す」ものです。
DALY(disability-adjusted life year)ともいい、「早死により失われた期間(YLL)」と「病気による障害を余儀なくされた期間(YLD)」を足して算出されます。
”1DALY”は、”1年分”の失われた健康生活を意味するぞッ。
もし糖尿病にかかってしまったら
例えば、あなたが糖尿病になってしまったとします。
糖尿病は、血糖値が高い状態で保たれる病気です。
肥満などを原因として発症しますが、運動不足や過度の飲酒などもきっかけとなります。
そんな糖尿病の怖いところは、いろいろな合併症を引き起こす点です。
- 神経の障害(しびれや感覚の鈍り、壊疽による下肢切断など)
- 目の障害(視力の低下、失明)
- 腎臓の障害(人工透析) など。
こうなってしまっては、不自由な生活をせざるを得ません。
この状態こそDALYにおける”病気による障害を余儀なくされた期間(YLD)”となります。
なぜなら、本来は健康的で自由であるはずの生活が、病気により失われてしまっているからです。
影の死因
このまま悪化してしまった場合は、どうなってしまうのでしょうか。
高血糖の状態が続くと、脳や心臓などで動脈硬化が起こってしまいます。
その影響で血管が詰まるなどして、脳梗塞や心筋梗塞によって死亡してしまうこともあります。
健康な方と比べて、脳梗塞・脳出血のリスクは2~4倍、心筋梗塞のリスクは3倍以上あると言われています。
このようにして死亡してしまった場合、平均余命との差が”早死により失われた期間(YLL)”になります。
ちなみに、日本人の平均余命は世界で最も長いらしく、早死の評価基準として使われているらしいです。
こうして計算する
さて、こうして得られた”病気による障害を余儀なくされた期間(YLD)”と”早死により失われた期間(YLL)”を足すことでDALYが得られます。
このとき計算するうえで、年齢層などを考慮して重みづけをすることがあります。
これは、”もし健康であったときに、どれだけ社会に貢献できたか”を反映するために行われるんですよ。
DALYを使用することで、死亡だけによらない病気の負荷を知ることが出来るんですね。
病気の障害などの不自由も考えるのがDALYの特徴だぞッ。
参考文献など
日常でのヒント
さて、この障害調整生命年(DALY)を踏まえると、色々な発見が見えてきます。
- 日本の三大死因
- 一番考慮すべき病気
- 最高の対抗策
身近な死
日本における三大死因をご存知でしょうか。
- 悪性新生物(ガン)
- 心疾患
- 脳血管疾患
このなかで一番大きい割合を占めているのは悪性新生物(ガン)です。
男性の死因であれば15~29%を占めており、女性であれば9~20%となります。(厚生労働省、死因分析)
この割合のばらつきは、年齢別での偏りがあるためです。
実は、高齢になればだんだんと心疾患の割合が高くなるんですよ。
2人に1人がガンになる
ところで、生涯でガンになってしまう確率は男性65.0%・女性50.2%と、男女ともに50%を超えています。
そこから、診断されて5年間生存できる確率は、男性62.0%・女性66.9%となっております。(国立がん研究センター)
正直、高い割合であるとお感じであると思います。
通院や入院による投薬治療なども大きな負担になるでしょう。
しかし、DALYによるとガンよりも厄介な病気があるようなんです。
ガンよりも厄介なもの
これは、WHO加入国の年齢標準化DALY(全年齢、2004年)から参照しています。
まず、日本の合計DALYは8,013となっています。
これは、病気により失われた健康生活が8,013年であることを意味します。
さて、ガンのDALYは1,153です。
心疾患・脳血管疾患は、循環器疾患として960です。
ほかの病気は、分け方もあると思いますが500あれば高い方でした。
ただ一つを除いては。
精神疾患の影響力
あのガンを差し置いて、DALYが1,969である項目がありました。
それは、”精神神経疾患”です。
代表的なものでいうと、アルツハイマー病・認知症・統合失調症・躁うつ病が挙げられます。
つまり、心の病気です。
これは、DALYを使用することで初めて見えてくる発見になります。
なぜなら、心の病気は直接的な死因とはなりにくいです。
そのため、保険業界でも三大疾病を押し出した医療保険や、その特約ばかりアピールされます。
その影響で、あえて心の病気を意識することは少ないんですね。
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あなたの備えは大丈夫?
”精神神経疾患”の原因は、精神的衝動・持続するストレス・対人葛藤などといわれています。
割合でいうと、生涯を通して5人に1人ほどでかかってしまうようです。
その点ではガンよりは低いですね。
さて、そんな”精神神経疾患”を保険で備えようとすると、公的保険である自立支援医療や、心身障がい者医療費助成制度などがあるようです。
しかし、民間保険では就業不能保険くらいしか見つけられませんでした。
もし、発症してしまうと、向精神薬を使用して治療を進めることになるようです。
そのほとんどは、脳内の神経伝達物質の動きに作用します。
健康であるために出来ること
1999年のデューク大学にて、とある実験が行われました。
これは、運動と抗うつ剤についての研究(SMILE/標準的な医学的介入と長期運動)でした。
まず、うつ病の患者156名を、運動だけグループ・抗うつ剤だけグループ・両方試すグループに分けました。
運動については、週3回・30分のジョギングをそこそこの強度で行います。
16週間後、どのグループも約半分は症状が完全に消え、運動には薬と同じくらいの効果があると判明しました。
これは、運動がもたらす画期的な効果の一部にすぎません。
もし、健康をお望みならば、運動がその答えになるでしょう。
まとめ
健康はかけがいのないものです。
いろいろな指標がありますが、今回は障害調整生命年(DALY)をご紹介させていただきました。
特徴は、死因だけに注目せずに、病気による障害を余儀なくされた期間も考慮する点です。
そうすると、驚くべき事実が発見されました。
どうやらガンなどの三大死因以外にも、注目に値する疾病があったのです。
それは、認知症などに代表される”精神神経疾患”であり、手厚く保証する民間保険はまれなようです。
もし、備えることをお考えならば、運動をオススメ致します。
数々の研究により、”精神神経疾患”への威力はお墨付きです。
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