はじめに
・劣等感で悩んでいる方。
・自己嫌悪の方。
・嫉妬してしまう方。
実は、あなたが抱えていらっしゃるお悩みや向上心は、この概念で解決するかもしれません。
なぜなら、この記事では”科学的根拠”や経験談に触れながら、問題解決のヒントをご紹介しているからです。
つまり、こういうことです。
読み終わった頃には、解決するためにすべきことを”具体的”に知ることが出来ているでしょう。
是非この一期一会の機会に、ここならではの特別な記事を、もちろん無料でお読みください。
あなたのお悩みを、科学的概念で解決していくぞッ！！
身の振り方が大事だぞッ！
テーマ解説【比較優位の原則】
誰かの二番煎じであっても、あなたは社会に必要な存在です。大丈夫、あなたは十分に頑張っています。
概要
今回のテーマは、”比較優位の原則”となっております。
この原則は、貿易などにおいて基本的な考え方として知られています。
例えば、二つの国があるとして、一方があらゆる分野において勝っていたとします。
そのような場合でも、交換や分業をすれば両者にとって得になるという原則です。
物々交換でなく、労働力の交換でもWin-Winの関係性になれるのです。
具体的な例
弁護士事務所だとして、弁護士と秘書の仕事っぷりが以下のようだったとします。
| 弁護 | 書類作成 | |
| 弁護士 | 〇 | ◎ |
| 秘書 | × | 〇 |
このときに、弁護士はどちらの仕事も秘書よりも得意です。
しかし、時間は有限ですから、何でもかんでも弁護士が抱え込むのはかえって非効率です。
なぜなら、弁護士は書類作成に時間を使うより、弁護の仕事に集中してお金稼ぎをするほうが生産性が高まるからです。
ですから、秘書に書類作成を任せてしまって、弁護士は弁護の仕事に専念するべきなのです。
秘書も仕事と報酬を得ることが出来てますので、関係性はWin-Winだといえます。
もっと詳しく
上記の例で例えると、弁護士は秘書に対してどの分野も勝っているので、”絶対優位”という状態です。
生産性において、完全に上位互換ということですね。
一方で、秘書は弁護士に対して、”比較優位”という状態です。
なぜなら、弁護士が書類作成することで恐ろしい”機会費用”を生むことになりますが、秘書が行えば”機会費用”はとても低いからです。
”機会費用”とは、ある行動を実行したことにより発生する損失ことです。
この例では、弁護士が書類作成をしたことにより、弁護士報酬が得られなかったという損失が発生していますね。
ですから、秘書が書類作成を引き受けることで、全体としての”機会費用”は最小限まで抑えられ、生産性として優位が保たれます。
結論
結論としては、自身の生産性の高いことに特化して、交換することでWin-Winの関係性になれるということです。
また、完全に劣化していたとしても、立ち回りによっては必要な存在になれるのです。
専門用語がたくさんあって分かりにくいぞッ。
参考文献など
比較優位（ひかくゆうい、英: comparative advantage）とは、経済学者であったデヴィッド・リカードが提唱した概念で、比較生産費説やリカード理論と呼ばれる学説・理論の柱となる、貿易理論における最も基本的な概念である。アダム・スミスが提唱した絶対優位（absolute advantage）の概念を柱とする学説・理論を修正する形で提唱された。
比較優位 – Wikipedia
日常でのヒント
社会生活で、このような悩みを抱えていませんか。
- 同僚は仕事も早いし、愛想も備えているから比べてしまう。
- 努力してきたけど、自分より優秀な人材はごまんといる。
- どの分野でも誰にも適わない。完全劣化だ。
- 私は存在価値のない人間だ。
- 誰からも認められないし、存在も否定されているような気分だ。
役割を見直してみて
大きな視点で社会を捉えると、私たちは国際社会の一員です。
様々な役割や立場がありますが、もっとあなたの輝ける役割があるでしょう。
たとえ唯一無二のスキルを持っていなくても、誰かの二番煎じであったとしても、完全劣化だとしても、輝ける場所は存在します。
その理由は解説でご説明したとおりです。
優秀な隣人が動きやすいように配慮したり、戸惑っていることを引き受けたりすることで、”比較優位”になれます。
名だたるクリエイターまで声が届かなかった依頼を受けることでも、あなたは”比較優位”となれるのです。
どんな形でも、微々たるながら社会に貢献できるのです。
世界はあなたを求めている
外国の移民受け入れのニュースを耳にしたことはあるでしょうか。
受け入れた国では、自国の雇用が減ったり、治安に影響が出たりします。
なので、否定的な意見を避けられないのですが、生産性の観点からみれば悪くないものなのです。
そうです、”比較優位”によって国としての生産性は向上します。
この事実を知れば、見当違いの意見とそうでない意見を見分けることが出来ますね。
たとえ、あなたを否定する隣人がいたとしても、それはきっと見当違いです。
そして、幅広い観点からの思考が欠けているのでしょう。
世界は想像を絶するほど広いものですから、隣人の言葉に振り回されてはいけません。
まとめ
分かりやすい解説を心がけているのですが、ややこしかったかもしれません。
しかし、どのニュアンスも欠けてはならないと思っています。
あなたは唯一のかけがいのない存在で、世界のどこかでは自分らしく生きることが出来るでしょう。
まずは、自身の置かれている立場を見直してみましょう。
つぎに、隣人の心のない言葉を疑ってみましょう。
そうすれば、あなただけの”比較優位”が見えてきますよ。
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