アイデア・雑学

どうしてあなたの”IQ”が低下してしまうのか【フリン効果】

はじめに

こんな方々はぜひ目を通してみてください。

・いつまでも脳を若々しく保ちたい方。

・IQに自身のない方。

・新しい視点を模索している方。

  実は、あなたが抱えていらっしゃるお悩みや向上心は、この概念で解決するかもしれません。

 なぜなら、この記事では”科学的根拠”経験談に触れながら、問題解決のヒントをご紹介しているからです。

 つまり、こういうことです。

 読み終わった頃には、解決するためにすべきことを”具体的”に知ることが出来ているでしょう。

 是非この一期一会の機会に、ここならではの特別な記事を、もちろん無料でお読みください。

あなたのお悩みを、科学的概念で解決していくぞッ!!

【この記事でお伝えしたいこと】

感染症や読書離れが影響するかもしれないぞッ!

テーマ解説【フリン効果】

 現代を生きる私たちは、一世紀前の人々よりも随分と賢い。

概要

 今回のテーマは、”フリン効果”となっております。

 提唱者は、政治学分野の教授であるジェームズ・フリンさんです。

 内容は、「何十年にもわたり人類のIQで測られる知能が向上し続けている」というものです。

興味深い事実

 1948年の論文に、この研究のきっかけとなったものがありました。

 その内容は、第一次世界大戦第二次世界大戦兵士のIQスコアに大きな差があるというものでした。

 一次大戦でちょうど中間の位置にいた兵士は、二次大戦の兵士のなかでは下から22%に位置したのです。

 この事実に衝撃を受けたフリンさんは、14か国からデータを集めました。

 そうして、気づいたのです。

 どの年代で見ても先祖よりも能力が高まり続けていることに。

テストスコアの上昇

 1942年から現在まで、このIQを測るテストには、”レーヴン斬新的マトリックステスト”という堅苦しいものが採用されています。

 図を選択肢から選ばせるようなテストなので、言葉の壁を越えてさまざまな国で行われてきました。

 それによると、イギリスに始まり、西ヨーロッパ諸国・日本や韓国などでもスコアが上昇し続けました。

 しかし、上昇はしているのですが、1990年代半ば頃から勢いがだんだん落ち着いてきたのです。

 そうして、2015年の論文にて、フリン効果がここ数十年で減少したと報告されました。

 その数年後、とうとうスコアが低下してしまう”逆フリン効果”という現象が観測されたのでした。

逆フリン効果は、ノルウェーなど8か国以上で確認されているぞッ。

参考文献など

【引用元はこちら】

フリン効果(フリンこうか、英語: Flynn effect)とは、20世紀を通じて世界各地で観測された、流動性知能と結晶化知能英語版)両方のテストスコアの大幅かつ長期にわたる上昇傾向のことを指す。

フリン効果 – Wikipedia

日常でのヒント

 さて、このフリン効果(逆フリン効果)ですが、さまざまな考察があるようです。

 そのなかでも興味深いものをまとめてみました。

【ポイント】
  • 感染症の影響
  • コンピューターの普及
  • 知能向上の限界

感染の代償

 2009年の論文では、

 「発展途上の人間にとって、脳の構築と感染症の撃退はどちらも非常に代謝的コストのかかる課題であるため、エネルギーの観点から同時に行うのが困難である。」

 「国の発展に伴う感染症の猛威の低下もフリン効果の一因かもしれない。」

 と述べられています。

 また、アメリカでも様々な州を対象とした感染症の研究が行われました。

 結果として、感染症(寄生虫などによるもの)の有病率が高い州平均IQが低いことが発見されました。

 加えて、2010年の別の論文では、マラリアの根絶IQの増加に関係性が認められたようでした。

 感染症といえば、新型コロナウイルス感染症が思いつくかと思います。

 もし、他の感染症と同様にIQに影響を及ぼすとしたら、これは大変なことです。

 いままで以上に感染予防に対して意識を向けなればならないでしょう。

コンピューターの弊害

 フリンさんによる2009年の調査によると、イギリスの10代の若者のスコアが減少していたようです。

 これには、インターネットの普及により、コンピューターゲームに手が届きやすくなったことが関係しています。

 読書や会話よりも、コンピューターゲームはより強い刺激を与えてくれます。

 それによって、読書の時間が減ったからだと考えられてます。

限界が見えてきたが、希望もある

 そもそものお話になりますが、物事には限界があります。

 このフリン効果も、その例外ではなかったのかもしれません。

 しかし、悲観的になる前に、この事実に目を通してみてはいかがでしょうか。

 いくつかの研究では、フリン効果分布の下半分に集中し、IQが高くなるにつれ上昇幅が減少していくことが示されたようです。

 つまり、”逆フリン効果”はIQが高い人のスコアによく見られており、IQスコアが伸び悩んでいる方には、まだまだ上昇の余地があるのです。

 加えて、2015年の論文では、フリン効果は子供よりも大人の方が強いと報告されています。

 どうやら、努力によっては伸びしろが期待できそうです。

まとめ

 実際のところ、私たちはインターネットが発達した時代に生きています。

 その生活のなかで、会話読書頻度は低下していないでしょうか。

 もしかしたら、無意識のうちにIQが下がっているかもしれません。

 しかし、もしそうであっても悲観的になるには早いようです。

 なぜなら、フリン効果は大人に強く働きかけてくれます。

 意識的に、読書運動食生活の見直しをすることで改善ができるでしょう。

記事で紹介されている科学的な概念について、極めて抽象的な表現を用いております。もし、本来の意味と著しく乖離している場合は、コメント欄等でご指摘下さい。早急に対応させて頂きます。

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