メンタルケア・幸福

あなたが”ネガティブ”のままでもいい1つの理由【悲観的帰納法】

はじめに

こんな方々はぜひ目を通してみてください。

・マイナス思考で悩んでいる方。

・自己肯定感が低い方。

・他人との優劣で苦しんでいる方。

  実は、あなたが抱えていらっしゃるお悩みや向上心は、この概念で解決するかもしれません。

 なぜなら、この記事では”科学的根拠”経験談に触れながら、問題解決のヒントをご紹介しているからです。

 つまり、こういうことです。

 読み終わった頃には、解決するためにすべきことを”具体的”に知ることが出来ているでしょう。

 是非この一期一会の機会に、ここならではの特別な記事を、もちろん無料でお読みください。

あなたのお悩みを、科学的概念で解決していくぞッ!!

【この記事でお伝えしたいこと】

ネガティブな視点は理解力を深めるぞッ!

テーマ解説【悲観的帰納法】

 現在信じられている科学の法則や理論は、全て間違っているかもしれない。

概要

 今回のテーマは、”悲観的帰納法”となっております。

 ”悲観的帰納法”とは、「過去の時代の科学理論の多くは、のちに誤っていると判明してきた。だから、いま私たちが信じている科学理論いずれ否定されるだろう」という考えかたです。

 現在、広く信じられている考え方は誤っているかもしれません。

 100年後には、今までの常識を覆す科学理論が発見されて、タイムマシンも完成しているかもしれません。

 そのような懐疑的な視点で、推測することを指します。

 面白い例として、”科学革命”をご紹介させていただきます。

天動説という常識

 皆さんは”天動説”をご存知でしょうか。

 天動説とは、地球を中心として天体が回転しているという宇宙論です。

 紀元前4世紀の天文学者であるエウドクソスが元となる理論を提唱しました。(同心球体説)

 のちに、かのアリストテレスがその理論の大まかな流れを汲んだ宇宙論を提唱して、近代に入るまでは受け入れられていました。

 1000年以上にわたって特に中東やヨーロッパで信じられてきましたが、一方で矛盾点も散見されるものでした。

 例えば、この理論における太陽・地球・惑星の三者の位置関係では、惑星の満ち欠けを正確に再現できませんでした。

 それらの問題点に対して議論は盛り上がることになりました。

地動説の誕生と革命

 こうして、16世紀にポーランドの天文学者であるニコラウス・コペルニクスによって、”地動説”が提唱されることになりました。

 天文学史上最も偉大な発見ともされるこの理論は、太陽を中心として天体が回転しているという宇宙論です。

 ガリレオ・ガリレイやヨハネス・ケプラーにより地動説を後押しする事実が発見され、確固たるものとして根付いていきました。

 最後に、アイザック・ニュートンが万有引力の発見などのニュートン力学を発表することで、完全に今までの価値観を覆すことになりました。

 多くの技術革新をもたらし、のちの産業革命にもつながったこの変革は、科学革命として現代まで伝えられています。

科学を超えた波及

 ところで、天動説キリスト教的な世界観を支持するものでした。

 ですので、天動説の否定は科学だけに留まらず宗教観にまで影響を及ぼしたものです。

 かのガリレオ・ガリレイは2度の異端審問所審査を受けており、コペルニクスの著書はローマ教皇庁により閲覧一時停止にもなりました。

 カトリックが正式に地動説を支持したのは、21世紀に入ってからのことであり、2008年12月21日に公式に認められました

 ガリレオの宗教裁判より400年過ぎてからの出来事でした。

のちにニュートン力学が行きづまって、あの相対性理論が発表されたぞッ。

参考文献など

【引用元はこちら】

科学革命(かがくかくめい、: Scientific Revolution、scientific revolution)と日本語訳される概念には、次の2つがある。

固有名詞としての科学革命(バターフィールドの科学革命)歴史学ハーバート・バターフィールド1949年に考案した時代区分の名称で、ニコラウス・コペルニクスヨハネス・ケプラーガリレオ・ガリレイアイザック・ニュートンらによる科学の大きな変革と、科学哲学上の変化を称する。しばしば「17世紀科学革命」と呼称される。

科学革命 – Wikipedia

日常でのヒント

 さて、悲観的帰納法を一言であらわすと”ネガティブ”でしょう。

 なぜなら、得られる教訓と言えば、下記のようなものになるからです。

【ポイント】
  • どんなに努力をしても、絶対的な真実にはきっとたどり着けない
  • 蓄積された経験や知識は、全て間違っているかもしれない
  • 現在の常識は、すべて暫定的なものである。

答えにはたどり着けない

 悲観的であるということは、ある意味現実をよく知っているということでしょう。

 どれだけ努力しても、得られないものは存在します。

 それは、学問だけでなく、世界を取り巻くありとあらゆる要素についていえます。

 しかし、自身の限界が明らかになり、それによって世界に対する理解がますます深くなることは、とても素晴らしいことです。

 むしろ、ポジティブとも表現できるでしょう。

 その悲観的な考え方は、あなたのかけがいのない長所です。

 手放す必要は、きっとないでしょう。

前提を疑う

 懐疑的な問いは隣人を困らせてしまうかもしれません。

 しかし、蓄積された経験などが必ず正しいとも限りません

 当たり前に存在しているものに対して、疑問を投げかけることはとても重要です。

 現在の延長線上に、望んだどおりの未来があることは少ないですから、その視点は人生においてこの上ない武器になることでしょう。

 否定できるということは、あなたの人生に豊かな選択肢を与えるに違いないでしょう。

常識は変わり続ける

 たとえ常識と思われたことでも、数年で移り変わってしまいます。

 1000年ほど続いた常識でさえ覆るときは覆ってしまいます。

 ですから、自身の考えが否定されるような意見にこそ耳を傾けるべきでしょう。

 検討すべき内容として謙虚に受け止めることで、この先の自身の成長期待へと繋がります。

 他人との比較によって優劣を明らかにできる素質は、あなた自身を成長させることができる素晴らしい才能と言えるでしょう。

まとめ

 ネガティブは良くないこととして受け止められがちです。

 しかし、科学的な視点ではけして欠けてはならない要素です。

 その素晴らしい素質を手放すことなく、ぜひ今後の人生において、存分に役立ててはいかがでしょうか。

 この”悲観的帰納法”という概念が、その一助となったならば幸いです。

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