はじめに
・成長感の頭打ちで悩んでいる方。
・新しい視点を模索している方。
・現実を知って苦しんでいる方。
実は、あなたが抱えていらっしゃるお悩みや向上心は、この概念で解決するかもしれません。
なぜなら、この記事では”科学的根拠”や経験談に触れながら、問題解決のヒントをご紹介しているからです。
つまり、こういうことです。
読み終わった頃には、解決するためにすべきことを”具体的”に知ることが出来ているでしょう。
是非この一期一会の機会に、ここならではの特別な記事を、もちろん無料でお読みください。
あなたのお悩みを、科学的概念で解決していくぞッ!!
”向上心”と”抽象化”は大事だぞッ!
テーマ解説【環世界】
退屈で苦痛に思える時が来る。だが、その瞬間を抜けて突破することが肝要なのだ。
概要
今回のテーマは、”環世界”となっております。
ドイツの生物学者であるヤーコプ・フォン・エクスキュルさんが提唱した概念をご紹介させて頂きます。
これは、「すべての動物は特有の知覚世界に生きており、その世界から受け取る感覚情報はそれぞれ違っている」という考えです。
例えば、犬は強力な嗅覚を持っているので、匂いによって様々な情報を受け取ります。
コウモリであれば、超音波を使ってまわりの環境を知ることが出来ます。
ミツバチであれば、人間にはみえない紫外線を捉えることが出来ます。
このように、動物は多種多様な特徴を備えており、それによって世界の見え方が変わってきます。
その多様性を”環世界”といいます。
犬から見た世界
せっかくなので、犬の”環世界”にお邪魔してみましょう。
ちなみに、犬の学名はカニス・ルプス・ファミリアーリスといいます。
カッコいいですね。
犬の視力
まず、視覚ですが、白と黒のモノクロームに見えているといわれてきました。
しかし、黄色や青・グレーなどの色も見えるそうです。
そんな犬の視力は、0.2~0.3程度であり、焦点は30cmまでしか合いません。
ただし、動体視力や暗いところでは人間を凌駕するんですよ。
犬の聴力
お次は聴覚ですが、可聴周波数は40~47,000Hzです。
人間の20~20,000Hzに比べると、かなり広いことが分かりますね。
特に高音が得意で、ネズミなどの超音波による会話を聞き取っていたと言われています。
さらに、1km以上離れた距離の音も聞くことが出来るんですよ。
犬の嗅覚
最後は嗅覚です。
犬の感覚器で一番発達しており、人間の数千から数万倍とされています。
この驚異的な嗅覚で、食べ物・敵味方・縄張りなどを判断します。
なんと、嗅覚受容神経という細胞が2億5千万から30億個と考えられており、匂いについては優れた記憶力をもっていることが分かっています。
他の動物だと、豚やウナギも同じくらいの嗅覚があり、熊や象はもっと優れているとされています。
犬のまとめ
犬はとても身近な動物ですが、人間の”環世界”とは全然違いますね。
他にも、寿命や知能などの違いも無視できません。
もし、あなたが犬を飼っているのであれば、大事にしてあげてくださいね。
ちなみに、馬の視野は350度だぞッ。
参考文献など
日常でのヒント
さて、この興味深い”環世界”という概念ですが、主観を飛び出して新しい視点を授けてくれそうです。
なぜなら、たとえ同じ生態系のなかだったとしても、生物ごとに”環世界”は存在しているからです。
もし、同じ人間のなかでも、優れた人物の”環世界”にお邪魔できたら、新しい発見があるかもしれませんね。
そのなかでも、ギフテッドと呼ばれる方を取り上げてみようと思います。
ギフテッドとは
一言で言うと、天才であると思います。
一般的な人々と比べたときに、先天的に高い知性と理解力・記憶力を持ち合わせています。
有名人で言うと、アルベルト・アインシュタインや、ビル・ゲイツがそうであると言われています。
彼らが持つ独自の思考回路には、興味深い何かが秘められていそうですね。
ギフテッドの特徴
様々な特徴が挙げられますが、基本的な部分をまとめてみました。
過度激動について
まず、彼らは過度激動(OE)という要素を持っているようです。
これは、”悲劇的なギフト”とも呼ばれており、過度に情報を取り込んでしまうことで、強く反応してしまう様子のことを言うようです。
- 精神的OE
話すスピードが速かったり、話の飛躍など。
- 知覚性OE
光や音・匂いなどに過剰反応する。時計の音が気になってしまう。
- 想像性OE
注意力が散漫している。おとぎの国の住人と例えられるほどの想像力。
- 知性OE
知識や疑問を追求する。頭脳パズル・論理ゲームなどを好む。
- 感情性OE
喜怒哀楽が激しい。相手の気持ちへ鏡のように共感することもある。
社会人になったときの言動など
ギフテッドの方々が社会人となった時に、集団から異様に見えるため排除されることも少なくないようです。
そんな言動等は以下の通りです。
- 見抜いているような鋭い発言。
- 迎合しない態度。
- 頑固で譲らない態度。
- どんな相手でもひょうひょうとしている。
- 物事を複雑にし、難しくしてしまう。
- 隣人のちょっとした仕草などから嘘に気づくことが出来、いい加減な人物を嫌う。
- 真実の追求によって、まわりと衝突してしまう。
- 流行やニュースに関心が持てない。
- 隣人とは異なった視点を持ち、解決方法も独特である。
- 異なる分野の共通点を見つける。因果関係を知りたがる。
- 高く設定した目標に向かって進むが、達成すると無力感に襲われる。
- 小さな出来事に刺激を受けすぎるため、ひどい疲労感に襲われる。
- 社会的な地位は気にならない。
- 興味のある分野の吸収が驚くほど速い。また、方法も独特である。
- 共感力が高い。
ギフテッドはこう考える
では、具体的に、どのようなアプローチで世界を見ているのでしょうか。
ギフテッドのなかでも際立っており、IQ188であるとされているAさんを例に挙げてみます。
とある公園を歩きながら、Aさんはこう語ります。
「無限級数などを書いているときが、一番人生のなかでわりと幸せな瞬間で…」
ふと目を移した後、木の表面の模様に注目して続けました。
「この木の、イボイボの角度は不規則に並んでおらず、すべて規則的に並んでいるはず。」
「この傾き度合いが36度かそれの倍数か何かか、黄金比やフィボナッチ数列に準ずる何かに関係あるのかなと思ったんですけど…」
世界が数式で見えているとは、まさしくこのことでしょう。
数学の起源は、人類が農耕を始めたことにより、取引の計算や土地の測量が必要になったところにあると言われています。
現代では、構造・空間・解析・統計など様々な分野で生かされています。
この感覚が身につけば、世界の設計図を読めるも同然だと言えるのかもしれませんね。
まとめ
ここまで、ギフテッドの方について書き出してきました。
特に重要な共通点としては、以下のようになります。
- 圧倒的な記憶力
- 過度な情報収集能力
- 因果関係の整理
記憶力に関しては、生まれ持った能力であると言わざると得ないでしょう。
しかし、好奇心の名のままに、得意な分野の知識を追求する態度は、明日からでも意識したいものです。
そして、最も注目すべき点は、因果関係を整理する力です。
この力は素晴らしいものだと言えます。
常識や分野の壁を越えて、点と点を繋げることで価値を生み出しているようです。
それを支えるために膨大な時間も費やしており、生まれ持った才能が全てではないようですね。
最後に
私たちが生活を送るうえで、可能性に限界を感じることもあるでしょう。
その主観を打開する参考として、才能ある方の”環世界”にお邪魔してみました。
生まれ持った才能もあるでしょうが、どこまでも情報収集する向上心と、それらの因果関係を整理する姿勢には頭が上がりません。
これからも新しい視点を意識しながら、精進していきたいものですね。
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