はじめに
・よく勘違いしてしまう方。
・うっかりミスを減らしたい方。
・認知能力を良くしたい方。
実は、あなたが抱えていらっしゃるお悩みや向上心は、この概念で解決するかもしれません。
なぜなら、この記事では”科学的根拠”や経験談に触れながら、問題解決のヒントをご紹介しているからです。
つまり、こういうことです。
読み終わった頃には、解決するためにすべきことを”具体的”に知ることが出来ているでしょう。
是非この一期一会の機会に、ここならではの特別な記事を、もちろん無料でお読みください。
あなたのお悩みを、科学的概念で解決していくぞッ!!
”予測”は脳が勝手に修正しているぞッ!
テーマ解説【予測的符号化】

世界の構成要素をすべて理解し解析出来れば、未来は確定する。…え、本当に?
概要
今回のテーマは、”予測的符号化”となっております。
もともとは、コンピュータ認知神経学と呼ばれる研究分野の考え方でしたが、さまざまな分野に影響を与えています。
内容は単純で、「世界を認識するとき、脳はこれから得る感覚情報を無意識に予測してしまっている」というものです。
例えば、うずくまっている方が目の前にいらっしゃったとします。
もしあなたが、いままでの人生経験でお酒を飲みすぎた友人を介抱することが多かった場合は、この方は飲みすぎたんだと予測しやすくなってしまいます。
もしあなたが、いままでの人生経験で異性関係のトラブルにしばしば巻き込まれていた場合は、この方は暴力を受けてしまったんだと予測しやすくなってしまいます。
予測はトップダウンで行われる
一見当たり前のことに感じるかもしれませんが、これはとても興味深い概念なんです。
なぜなら、いままでは感覚情報(目や耳などから得た情報)をもとにして予測がなされると信じられてきました。
つまり、正確に感覚情報を受け取りさえすれば、それを積み上げるように”ボトムアップ式”に予測が作り上げられていくということです。
しかし、この”予測的符号化”によると、脳はいままでの人生経験から予測を立てて、それに矛盾しないように感覚情報を修正してしまいます。
これは、予測が”トップダウン式”になされるということであり、これまでに得てきた知識や経験が大きな影響を与えることを意味するんですよ。
どれだけ正確な感覚情報を受け取っても、脳が最初に思いついた予測に合わなければ都合よく修正されてしまいます。
これでは、うっかりミスが減らないのも納得ですね。
脳は、森を見てから木を見ているぞッ。
参考文献など
予測符号化という用語は、疎関係または無関係な意味で、いくつかの分野(信号処理技術と法則を含む)で使用されます。
神経科学では、予測コーディング(予測処理とも呼ばれる)は、脳が環境の精神モデルを絶えず生成し、更新する脳機能の理論です。このモデルは、実際の感覚入力と比較される感覚入力の予測を生成するために使用されます。この比較により、予測エラーが発生し、その結果、mental モデルの更新と改訂に使用されます。
予測コーディング – ウィキペディア (wikipedia.org)
日常でのヒント

物事の理解力を向上させるには、”予測的符号化”の概念は欠かせません。
日常生活で役に立てるための要点を下記にまとめてみました。
- 感覚情報にもバイアスがかかる。
- 知識の幅を増やしてみる。
- このことを客観的に知っておく。
情報の偏りと修正
上記で簡単に触れさせて頂きましたが、予測はトップダウン式に行われます。
このときに脳が感じた方向性にそぐわない情報は修正されてしまいます。
心理学に詳しい方ならば、”認知バイアス”という概念にとても似ているとお感じになられたと思います。
”認知バイアス”とは、「自分に都合のいい情報だけを集めてしまうという思考の偏り」のことです。
もし、脳が作り上げた予測が誤っていた場合、確かに都合のいいように修正はされますが、同時に違和感も感じるはずですね。
この違和感に耳を傾けるために、まずは自身に批判的な思考を向けることをオススメします。
”バイアス”についてはこちらの記事で取り上げているぞッ。

知らないと予測しようがない
ところで、二次元の物体と三次元の物体を見分けるときに、あなたはわざわざ意識をしているでしょうか。
このとき、光の当たり具合や、遠近感から一番それらしい予測を無意識に立てているはずですね。
これは、いままでの人生経験が影響を及ぼしますが、その頻度も重要になってきます。
過去により多くその状況に直面したならば、それが優先的に予測の根拠にされやすくなります。
まずは、いろいろな知識に触れて知らない視点を得ることが大事ですが、携帯にメモするなどして日常的に思い出す機会を設けてみましょう。
そうすれば、いざという時に新しい解決策が思い浮かびますよ。
客観的になってみる
結局のところ、判断をしないといけない状況で、あまりに長い時間をかけてしまうのは好ましくありません。
ですから、脳がいままでで蓄積してきたノウハウで方向性を無意識に決めてしまうのです。
そうすれば、効率的に世界を認識して、楽に行動に移すことが出来ます。
これは社会的な本能に近いものなので、完全に抗うのは難しいものです。
ですが、”常に予想ありきで世界を見て、偏りのある決定をしてしまう”ことを知っているだけで理解力は上がります。
判断をする場面では、いったん客観的になってみることで、勘違いによるミスを減らすことが出来ますよ。
まとめ

私たちは、予測をするときに過去の人生経験などから、トップダウン的に結論を出してしまいます。
もし、目に映っている事実がそぐわない場合でも、都合よく修正されてしまうでしょう。
しかし、確実に生まれるであろう違和感に耳を傾ければ、回避できるかもしれません。
また、知識の幅を広げて、新しい視点を取り入れることはとっても重要です。
結論として、”常に予想ありきで世界を見て、偏りのある決定をしてしまう”という事実を知っておくだけでも理解力は向上します。
判断が求められるときには、客観的な立場を意識するようにしましょう。
マインドセットのヒントはこちらだぞッ。


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