人間関係・恋愛

”恋愛の秘訣”でお悩みのあなたへ、自然界からのヒント【ハンディキャップ理論】

はじめに

こんな方々はぜひ目を通してみてください。

・異性との距離で悩んでいる方。

・隣人からの評価を上げたい方。

・影響力を高めたい方。

  実は、あなたが抱えていらっしゃるお悩みや向上心は、この概念で解決するかもしれません。

 なぜなら、この記事では”科学的根拠”経験談に触れながら、問題解決のヒントをご紹介しているからです。

 つまり、こういうことです。

 読み終わった頃には、解決するためにすべきことを”具体的”に知ることが出来ているでしょう。

 是非この一期一会の機会に、ここならではの特別な記事を、もちろん無料でお読みください。

あなたのお悩みを、科学的概念で解決していくぞッ!!

【この記事でお伝えしたいこと】

こまめな質問が大事だぞッ!

テーマ解説【ハンディキャップ理論】

 必要があれば、どんなクジャクよりも自信ありげにしてみせる。

概要

 今回のテーマは、”ハンディキャップ理論”となっております。

 提唱者は、エスラエルの進化生物学者であるアモツ・ザハヴィさんです。

 内容は、「動物の非適応的な行動(個体の生存の可能性が減少するような行動)などを説明する理論」といったものです。

 これは、”シグナル理論”と呼ばれる、動物間のシグナルにおける理論の大事な概念でもあります。

カニの大きなハサミや、カエルの警告色などが”シグナル”だぞッ。

ガゼルの飛び跳ねの例

 サバンナや半砂漠に生息するガゼルという動物をご存知でしょうか。

 鼻から目にかけたラインと、立派な角が特徴のこの動物は、ライオンなどの肉食動物に襲われることがあります。

 このときにガゼルはストッティング”と呼ばれる飛び跳ね行動をとります

 生物学者は頭を悩ませました。

 なぜなら、このような目立つ行動は肉食動物からも一目瞭然であり、狙われやすくなるだろうと考えたからです。

 また、飛び跳ねる時間があるならば、すぐに走り出したほうが距離を稼げるでしょう。

 一方で、もしかしたらこの行動は群れに危険を知らせるためのシグナルかもしれません。

 結局のところ、この飛び跳ねによってガゼルは元気で調子が良いことを肉食動物にアピールしていたのでした。

 肉食動物からすると、元気な個体より弱っている個体のほうが捕まえやすいので、あえて無駄に走り回ることはしたくありません。

 実際に、このストッティングを行う元気な個体は、肉食動物から狙われにくいことが観測されたのでした。

クジャクの羽について

 この理論で、クジャクの羽についても説明することができるんですよ。

 あのカラフルな羽は、直接的に生存能力に役立つわけではありません。

 しかし、あえてそのようなハンデを背負いながら生活する様子は、自己の強さのアピールにもなります。

 派手な見た目以外でも、このようにしてメスへのアピールをしているわけですね。

 ところで、メスへのアピールを重視しすぎて、よりカラフルでハンデとなる羽を持ったオスはどうなるのでしょうか。

 実は、その重すぎるハンデにより自然界への適応度が下がって、最終的に淘汰されてしまうようです。

何事もほどほどが一番だぞッ。

参考文献など

【引用元はこちら】

ハンディキャップ理論(ハンディキャップりろん、Handicap theory)とは、1975年イスラエル人生物学者アモツ・ザハヴィ(Amotz Zahavi)によって提案された動物の一見非適応的な(個体の生存の可能性が減少するような)形態や行動の進化を説明する理論である。また生物が発する信号に関する理論(シグナル理論)の重要な概念でもある。

ハンディキャップ理論 – Wikipedia

日常でのヒント

 さて、とても興味深い”ハンディキャップ理論”ですが、私たちも結局のところ動物です。

 なので、この理論から得られる教訓などを下記にまとめてみました。

【ポイント】
  • リスクを取る行為について
  • 衒示(げんじ)的消費について

危険を恐れないということ

 あえてコストのかかる行動や、ハンデを背負う行動は”ハンディキャップ理論”ではアピールと表現できるでしょう。

 まさしくクジャクの羽のお話で、自己の強さのアピールといえるからです。

 ヒトの行動において、薬物の使用やバンジージャンプなどの自らを危険にさらす行為は、そのアピールの延長線上にあるといわれています。

 特に、若い男性が高リスクの行動をとるのは、このような理由だといえます。

 危険な活動から生き残るのに、十分な強さとスキルを持っているというメッセージにほかなりません。

 これは男性にはとても好意的に受け入れられるようです。

 しかし、このような行動は、ヒトの女性には好まれません

 会話する際に、武勇伝や自慢をしがちな男性は、その”勇敢さ”を意識をして抑えるべきかもしれませんね。

 女性にアピールするならば、困っていることをサラッと引き受けたり、得た利益を共有するといった”寛大さ”で勝負した方が評価は高くなるようですよ。

男性には”勇敢さ”、女性には”寛大さ”だぞッ。

本当に勇敢ならばこれを試そう

 もし、”勇敢さ”を存分に発揮できるならば、エピソードではなく行動”で示したほうが良さそうです

 ハーバード大学において、男女110人を集めた実験が行われました。

 結果として、男女関係なく魅力的に映るためのカギは、”質問の量でした。

 特に、自身の話ではなく、ひたすらに相手に興味を持って掘り下げるような質問をした方は非常に好意的に評価されたのです。(フォローアップクエスチョン)

 さて、その質問の量ですが、15分の会話のなかで、9回以上は必要なのだそうです。

 1分30秒に1回は質問をするようにしましょう。

 一方、4分に1回のペースでしか質問をしなかった方は評価が低かったようです。

 ひたすらに相手本位で、一緒に会話を楽しむような状態が一番好ましいということですね。

ブランド品の魅力

 衒示(げんじ)的消費という言葉があります。

 これは、「たくさんお金を持っていると証明するために無駄使いをする行為」を意味します。

 単純に、豪快な無駄使いはお金持ちにしかできないから、ブランド品などで人目を引く形で浪費します。

 そうすれば、社会的に成功しているというアピールになります。

 また、純粋にモノを運びたいのであればもっと合理的な方法があるでしょうが、あえてコストのかかる方法でハンデを背負っています。

 言わずもがな、一部の異性を惹きつける大きな魅力になりますね。

 ただし、金銭的な負担が前提となるため、あまりオススメできる方法ではありません。

ヴェブレン効果について

 このように価値のあるモノで魅力をアピールする方法は、しばしば行われています。

 その影響で、「製品の価格が高まるほど、需要が増して」いくことがあります。

 これを”ヴェブレン効果”といいます。

 本来は、価格が高まるほど需要が減少するものですが、目立ちたいという欲求が需要を吊り上げてしまうのですね。

権威が身長を高める

 余談ですが、権威が身長を高めるというお話をご紹介いたします。

 とある実験で、それぞれ違う人物に自己紹介をするときに、肩書を変えて名乗ってもらいました。

 その肩書というのは、学生、実験助手、講師、准教授、教授など感じられる権威が異なるものです。

 結果、地位が上がるごとに、知覚される身長が1.5cmずつ高くなったそうです。

 また、別のお話では、高級車の所有者も身長が高く見られがちなのだそうです。

 とても興味深いですね。

まとめ

 今回のテーマは”ハンディキャップ理論”でした。

 一見、非適応的な行動に見えても、それには意味があるのでした。

 クジャクの羽は生存に直接的に役立つわけではありませんが、ハンデを背負っているという事実はメスへのアピールになるのです。

 しかし、ヒトにおいてはあえてハンデを背負って、リスクを取るような行動は女性には好ましく映らないようです。

 その”勇敢さ”を発揮するならば、こまめな質問などを投げかけるような行動で直接的な好意を示した方が良さそうです。

 また、衒示(げんじ)的消費という概念もあります。

 無駄遣いできるという余力をブランド品でアピールするものですが、この方法では金銭的負担から逃れられません。

 なので、あまりオススメは出来ませんね。

 ただし、その権威性は身長を高く見せてくれるようなので、一種の豆知識として覚えておくと役に立つときが来るのかもしれませんね。

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