はじめに
・異性との距離で悩んでいる方。
・ファン作りに努めたい方。
・影響力を高めたいとお考えの方。
実は、あなたが抱えていらっしゃるお悩みや向上心は、この概念で解決するかもしれません。
なぜなら、この記事では”科学的根拠”や経験談に触れながら、問題解決のヒントをご紹介しているからです。
つまり、こういうことです。
読み終わった頃には、解決するためにすべきことを”具体的”に知ることが出来ているでしょう。
是非この一期一会の機会に、ここならではの特別な記事を、もちろん無料でお読みください。
あなたのお悩みを、科学的概念で解決していくぞッ!!
接触頻度は大事だぞッ!
テーマ解説【単純接触効果】

実のところ、これは基本にして、原点にして、当たり前のことなのかもしれません。
概要
今回のテーマは、”単純接触効果”となっております。
提唱者は、アメリカの心理学者であるロバート・ザイアンスさんです。
内容は、「繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果」というものです。
その対象は、顔・文字・音・味など多岐にわたるんですよ。
例
例えば、テレビCMなどは興味深い例だといえます。
この法則によると、はじめは興味がなかったようなものでも、目にするうちに潜在的に好意を抱いてしまいます。
回数を重ねるたびに上昇して、最大で10~20回まで効果が表れるといわれているんですよ。
もし、その種類の商品が必要になったときは、無意識にCMで馴染みとなったものを手に取ってしまうでしょう。
実験
よく知られた実験があります。
あなたの顔を正面から写した写真と、それを鏡のように左右逆にした写真の計2枚があるとします。
それを友人に見せた場合、単に正面から写したほうの写真を好むことになるでしょう。
一方で、あなたは左右逆にした写真を好むはずです。
なぜなら、あなたにとって最も馴染みのある顔は、鏡に映った状態だからです。
これは、1997年にミルウォーキーの女性グループを対象に行った実験に基づいています。
ザイアンスの法則、熟知性の原則とも呼ばれているぞッ。
参考文献など
単純接触効果(たんじゅんせっしょくこうか、英: mere exposure effect)は、(閾下であっても)繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文 Zajonc (1968) にまとめ、知られるようになった。ザイアンスの単純接触効果、ザイアンスの法則とも呼ばれる。対人関係については熟知性の原則と呼ばれる。
単純接触効果 – Wikipedia
日常でのヒント

さて、この”単純接触効果”はその名のとおり単純明快なものです。
そのため、さまざまな観点からの研究が行われてきた心理効果なんですよ。
そのなかから、興味深いものなどを下記の通りご紹介させていただきます。
- 単に好意を持ってもらう場合。
- 悪い方向に働く単純接触効果。
- カテゴリとストーリーに対する効果について。
単純に好意を抱いてもらう方法
恋愛のテクニックとして触れられるときは、とてもシンプルです。
上記でも触れていますが、単なる接触であるにも関わらず、最大で10~20回まで効果を発揮することが示唆されています。
なので、とにかく会う回数を増やしたり、SNSなどで高頻度で接触することがテクニックとして挙げられます。
しかし、もっとも意識するべきことは、相手の日常の一部になることです。
毎日欠かさず朝の挨拶をする。などはその一例となるでしょう。
見た目か性格か
そもそもの話、見た目の及ぼす影響力は大きいです。
したがって、ルックスが伴っていなければ意味がないと悲観的に考える方も少なくないでしょう。
しかし、それは短期決戦においてのみ有効なようです。
長期的に繋がっていられる関係性であれば、単純接触効果による影響力が、ルックスによる影響力を凌駕できると示唆する研究もあります。
加えて、交際に至るまでに長期間かかったカップルは、相手に内面的な要素を求める傾向が強いそうです。
そもそもの話…
こう言っては元も子もないかもしれませんが、心理学の権威を借りる必要はないのかもしれません。
ご自身の場合でお考えください。
こまめに気を払ってくれる人物を嫌いになる道理があるでしょうか。
よほどのことが無ければ、嫌いにはなれないでしょう。
実際のところ、法則の名を借りた”当たり前”なのかもしれませんね。
必ず良い方向に働くとは限らない
例えば、接触する相手が失望・対立・競争などの意識を持っている場合、好意を生み出さないことが示されています。
この場合、逆に敵意が生まれてしまうようです。
好意を生み出す前提として、お互いに、味方同士であり、友人や仲間という意識が無ければなりません。
これは、単に見たものを好きになるという視覚的な現象ではなく、主体的な認識を前提としてるからです。
つまり、嫌われているのに好きにはなってもらえないということです。
もし、距離を詰めたい隣人から警戒されているようであれば、それを解くことから始めましょう。
でなければ、逆に警戒を強められるかもしれません。
これは、トルコ出身の社会学者であるムザファー・シェリフさんたちが、半世紀以上かけて行った研究に基づいています。
単純ではない応用方法
この効果は、個人だけではなく、文字・音・味や、一定のカテゴリーにまで効果を発揮します。
例えば、”ですます調”より”である調”に慣れ親しんでいる方は、”である調”を好むでしょう。
クラシックよりロックを耳にする環境にいらっしゃる方は、ロックを好むでしょう。
憧れの人が、特定のブランドを身に着けていれば、そのブランドに好意を抱いて購入意欲が刺激されるはずです。
このように、商業的利用もされているんですね。
ところで、”流行りもの”を取り入れることのメリットをご存知でしょうか。
”流行りもの”を取り入れることで、それに好意を抱いている方から注目してもらえます。
例えば、香水のブランドや流行りものを使用すれば、より強く効果を発揮するでしょう。
ただし、溢れすぎている場合はその限りではありません。
ストーリー性との相乗効果
2011年に行われた実験でこのようなものがあります。
女性がある行動を行っている映像を、パラパラ漫画のように分割します。
これを、ランダムに見せたグループと、順番通りに見せたグループでは、抱いた好意に違いが見られました。
なんと順番通りに見せたグループのほうが、より好意を抱いていたのです。
もし、あなたが不特定多数に対して、ファンづくりを行っているならば役に立つ情報といえますね。
”分かりやすさ”・”まとまり”・”ストーリー性”などの一貫性を意識すれば、それは好意に貢献します。
これは、”365日後に~する”系統のコンテンツの流行にも、ひと役買っていたかもしれませんね。
まとめ

よくよく考えれば当たり前、そんな単純接触効果ですが、さまざまな研究によって複雑な一面も見せてくれます。
複数回の接触で好意を上げることが出来ますが、一方で警戒されていればマイナス効果であることには注意しましょう。
短期決戦ではなく、長期的に相手の生活の一部になることに努めれば、幸運が微笑んでくれるかもしれません。
ところで、商業的な一面もあり、テレビCMやタレントの起用はまさしく刷り込みともいえるでしょう。
そのような時は、それによる流行りものを取り入れることで、あなたの魅力の一部としてしまいましょう。
最後に、ストーリーなどの一貫性をもって効果を高めることが出来ます。
魔法のように顕著な効果は発揮しないでしょうが、あなたの人生に”気遣い”という概念を思い出させてくれますよ。
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