メンタルケア・幸福

ご自身の”性格”を深く知りたいなら、こちら【ビッグファイブ】

はじめに

こんな方々はぜひ目を通してみてください。

・性格診断が好きな方。

・自身を見つめなおしたい方。

・心理学に興味がある方。

  実は、あなたが抱えていらっしゃるお悩みや向上心は、この概念で解決するかもしれません。

 なぜなら、この記事では”科学的根拠”経験談に触れながら、問題解決のヒントをご紹介しているからです。

 つまり、こういうことです。

 読み終わった頃には、解決するためにすべきことを”具体的”に知ることが出来ているでしょう。

 是非この一期一会の機会に、ここならではの特別な記事を、もちろん無料でお読みください。

あなたのお悩みを、科学的概念で解決していくぞッ!!

【この記事でお伝えしたいこと】

すごい性格診断があるぞッ!

テーマ解説【ビッグファイブ】

 敵を知り己を知れば百戦危うからず。

孫子

概要

 今回のテーマは、”ビッグファイブ”となっております。

 この性格診断は、心理学者であるルイス・ゴールドバーグさんの考えが元になっています。

 実は、長らく注目されませんでしたが、1990年にJ.M.ディグマンさんによって発展し、関心を集めることとなりました。

 現在では、性格心理学において最も有力なモデルとして知られているんですよ。

 内容は、「5つの項目からなる、十分に信頼できる性格分類」といった感じですね。

性格診断といえばMBTIも知られているぞッ。

5つの項目

 ビッグファイブというように、下記5つの項目からなっています。

  • Openness(開放性
  • Conscientiousness(誠実性
  • Extraversion(外向性
  • Agreauleness(協調性
  • Neuroticism(神経症的傾向

 

5つの項目の図。

もし、それぞれを高・中・低の段階で考えたら、243通りになるぞッ。

開放性について

 この項目は、「芸術、感情、冒険、珍しいアイディア、想像力、好奇心」などについて評価しています。

 ”開放性”が高ければ、知的好奇心が強く、新しいことに挑戦するタイプだといえます。

 もし低ければ、閉鎖的で地道にコツコツ積み重ねる性格といえるでしょう。

誠実性について

 この項目は、「良心、統率性、勤勉性」などについて評価しています。

 物事に対する姿勢のことであり、”誠実性”が高ければ責任感があり仕事などに熱心に取り組む傾向があります。

 低い場合は、柔軟性があるといえますが、諦めが速くて信頼性が足りないのかもしれません。

 この誠実性”は、「職場で最も重要な人格属性は何か?」という問いで、”協調性”と並んで選ばれています。

外向性について

 この項目は、「活力、興奮、自己主張、社交性」などについて評価しています。

 高い”外向性”は、注意を引き、威圧的に感じられることもあるようですが、元気よく積極的だともいえるでしょう。

 低い場合は、内向的でおとなしい物静かな性格と受け取られることがあります。

協調性について

 この項目は、「愛着性、同調性、親切、寛大、思いやり」などについて評価しています。

 ”協調性”が高い人物は、協力的で他人とうまくやっていくことを大切にするでしょう。

 一方、低い人物は、自分の利益を優先し、他人のために精一杯頑張ることも少ないでしょう。

神経症的傾向について

 この項目は、「情緒安定性、怒り、不安、抑うつ」などについて評価しています。

 ”神経症傾向”は心理的ストレスの受けやすさのことであり、高ければ繊細で悩みやすく、すこし神経質に考えがちといえます。

 低ければ、心が安定して穏やかな性格だといえるでしょう。

この性格診断テストに興味ある方は、調べてみて欲しいぞッ。

参考文献など

【引用元はこちら】

ビッグファイブBig Five personality traits)は、共通言語記述子に基づくパーソナリティ特性の分類法である。主要5因子BigFive性格特性五因子モデルFFM)およびOCEANモデルとしても知られている。

ビッグファイブ (心理学) – Wikipedia

日常でのヒント

 さて、そんなビッグファイブから得られる興味深いお話をまとめてみました。

【ポイント】
  • 極端な偏りは精神疾患に繋がるかもしれない。
  • どのように性格が形作られるのか。

心は表裏一体

 このビッグファイブの項目のなかには、マイナスな意味をもつものも含まれています。

 特に”神経症傾向”は心理的ストレスに関するもので、好ましいイメージを持つのは難しいかもしれません。

 しかし、高すぎる”誠実性”は脅迫神経症低い”外向性”は回避性パーソナリティ障害低い”協調性”は妄想症といった精神疾患に繋がりかねません。

 結局は、どの項目もバランスが大事であり、高すぎても低すぎてもいけないということですね。

 皆が皆、完全に健全とはいえず、大なり小なり異常な部分があるといっても良いでしょう。

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相手からどう見えるかが大事

 いきなりですが、下記に2人の性格を書いています。

Aさん:頭がいい、勤勉、感情的、批判的、頑固、嫉妬深い。

Bさん:嫉妬深い、頑固、批判的、感情的、勤勉、頭がいい。

 さて、あなたはどちらに好意的なイメージを持ったでしょうか。

 記載の順番を変えただけですが、おそらくAさんをより好意的に評価したのではないでしょうか。

 結局は、見せ方次第という訳です。

 例えば、協調性が高くても、一方では自主性がないともいえます。

 せっかくならば、自身の性格を前向きに受け止めたいものですね。

性格は周りの影響を受ける

 このビッグファイブですが、遺伝や環境に影響され、基本的に一生を通じて変わらないといわれているんですよ。

 遺伝については、双子を対象にした研究で42~57%は両親から引き継がれるようです。

 しかし、残りの部分は、どうしても環境から影響を受けてしまいます。

 年を取れば性格が丸くなるといいますが、このビッグファイブでも年齢別に影響を受けやすい項目が発見されています。

 年を取るにつれて、”協調性”が増し、”誠実性”が増え、”神経症的傾向”でなくなるという具合です。

 生涯を通じてのものなので、身を置く環境については意識したいところですね。

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一時的に変わる性格

 ところで、短時間だけではありますが、別の性格を演じることはできるようです。

 これを”自由特性”といい、「内向的な方が営業などでは外向的にふるまう様子」は、まさにこのことでしょう。

 ほかには、認知科学者であるコリン・マーティンディールさんが提唱した”機能的モジュラリティ”という概念もあります。

 「頭のなかには多数の”自分”が待機していて、それぞれの出番ごとにその問題担当の”自分”が表に出てくる。」といった内容です。

 隣人と話す担当の”自分”、危険時に身を守る担当の”自分”、大事な選択をする担当の”自分”といった感じで、出番を待っているようなイメージですね。

 いずれにしても、本来とは違う性格を繕っているわけですから、心は疲れてしまいます。

 ありのままの性格を大事にしていきましょう。

まとめ

 性格診断はとても興味深いものです。

 そのなかでも、性格心理学において最も有力だといわれているのが、このビッグファイブです。

 もし、お試しされた方で、その偏りが極端だった場合は精神疾患と紙一重かもしれません。

 バランスが大事であり、意外と”正常”と”異常”の線引きは曖昧なものなのです。

 また、性格の約半分は遺伝したものだといわれています。

 しかし、残りの部分は周りの環境に依存するので、なんだか生きにくいとお考えの方は要注意ですよ。

 別の性格を演じることはできますが、心へのストレスはかなり高いでしょう。

 もしかしたら、ありのままの自分を表現するために検討する良い機会になるかもしれませんね。

記事で紹介されている科学的な概念について、極めて抽象的な表現を用いております。もし、本来の意味と著しく乖離している場合は、コメント欄等でご指摘下さい。早急に対応させて頂きます。

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