はじめに
・情報発信でのリスクが不安な方。
・日常の発言で失敗したことがある方。
・しばしば細かな注意受けてしまう方。
実は、あなたが抱えていらっしゃるお悩みや向上心は、この概念で解決するかもしれません。
なぜなら、この記事では”科学的根拠”や経験談に触れながら、問題解決のヒントをご紹介しているからです。
つまり、こういうことです。
読み終わった頃には、解決するためにすべきことを”具体的”に知ることが出来ているでしょう。
是非この一期一会の機会に、ここならではの特別な記事を、もちろん無料でお読みください。
あなたのお悩みを、科学的概念で解決していくぞッ!!
”自己責任”の再認識が大事だぞッ!
テーマ解説【外部性】
マニュアルは先人の血で書かれている。それを無視するならば明日は我が身かも。
概要
今回のテーマは、”外部性”となっております。
外部性とは、「あなたがとった行動が、意図しない誰かへ影響を与えること」をいいます。
経済学で用いられる言葉であり、イギリスの経済学者アルフレッド・マーシャルという方が提唱した概念なんですよ。
そんな外部性には良いものと悪いものがあり、それぞれ”正の外部性”・”負の外部性”と呼ばれています。
良い外部性の例
”正の外部性”ではこんな例が挙げられます。
あなたは工場を川の近くに建てます。
工場の排水を川に流しますが、その排水が川を伝って海へ流れ着きます。
排水は海の生物のエサとなる成分を大量に含んでいたため、豊かな海となり漁師さんを喜ばせました。
この例では、意図せずに漁師さんへ良い影響を与えているといえますね。
ところで、これは例えですから、絶対に排水を川に流してはいけませんよ。
さもなければ、水質汚濁防止法によって罰則を受けてしまうでしょう。
悪い外部性の例
一方、”負の外部性”ではこのようになります。
あなたは果樹園農家を営んでいます。
外来の害虫が発生したので、今年から駆除薬をまくことにしました。
しかし、その駆除薬は受粉を手伝っているミツバチにも効果を発揮しました。
その結果、うまく果実が実らなかったうえに、お隣の養蜂家に多大な損害を与えてしまいました。
この例では、意図せずに養蜂家へ悪い影響を与えていますよね。
本来は、お互いに得な関係性ですが、片方が影響力をあまり考えないと共倒れになってしまいますね。
実際には、経済はかなり複雑な構造になっているため、環境問題の検討や政府による課税を行わなければならないことも多々あります。
ほんの小さな行動が、とてつもなく大きな影響力を持つことだって珍しくないのです。
個人の発言さえ地球の反対側に届く時代だぞッ。
参考文献など
日常でのヒント
日本では2013年から急速に問題視され始めた行為があります。
それは、SNSによって自らの犯罪や嘘・反社会的行為を発信するというものです。
これは、言わずもがな”負の外部性”をもたらし、関係する経済主体に損害を与えてしまいました。
もちろん発信した本人は、失業や停学などの社会的制裁を受けることとなりました。
その原因は以下のようにまとめられます。
- スマホの普及により、自己発信しやすい環境になったこと。
- 自己承認のための過激な投稿に、競争意識が働いたこと。
- それらを行うための時間的余裕があったこと。
炎上の原因
さて、上記にまとめたことは常識で考えれば回避できそうですね。
では、その範囲は犯罪や嘘・反社会的行為だけでしょうか。
パロディやジョーク、会社へのケチ、テロ犠牲者のコスプレ、客の無銭飲食の投稿などでも炎上しているようです。
確かに不謹慎であったり、度を越えているものもありますが、問題のないようなものも散見されました。
まず、前提として、インターネットの普及により、同じような考え方をする方同士で簡単にコミュニティを築くことが出来るようになりました。
そのため、社会的に少数派であった考え方が力を持つようになり、無視できないほどの影響力を得ることになりました。
その結果、インターネットを通じて誰しもが閲覧できる環境で、たまたま炎上対象として目立ってしまったということが多いようです。
自己責任とその範囲
このように、SNS上での発信はどうなるか予測が難しいです。
意図せずに、一定のコミュニティから炎上の対象とされる発言をしているかもしれません。
一方で、意図せずに、何気ない発信が良い結果を招いて、あなたの自己承認を満たすかもしれません。
いずれにしても、”意図しない範囲の責任も伴う”ものとして意識しておかなければなりません。
そのために、個人としての責任の範囲をしっかりと認識することが重要ですね。
規模によっては、家族などの身の回りにも迷惑をかけてしまうことを認識しましょう。
1774年の悲劇と影響力について
皆さんはゲーテというドイツの文豪をご存知でしょうか。
この方の著書に、”若きウェルテルの悩み”というものがあります。
この著書の主人公は悲劇的な結末を迎えてしまうのですが、この影響力はすさまじいものだったんですよ。
あまりにも大量の方々が、この悲劇的な結末のマネをしてしまいました。
そのためにいくつかの国家では発禁処分となりました。
もちろん、ゲーテさんはそのような影響力を意図していたわけではなかったでしょう。
しかし、結果として”負の外部性”を招きました。
繰り返しますが、今の時代ではインターネットを通じて世界中の方々が閲覧できる状態にあります。
けして、軽率な行動は許されませんし、何気ない投稿が思いもよらぬ影響力を持つ可能性もあるのです。
まとめ
SNSでも社会的に認められないことは存在します。
そのような行動を取れば、自分で責任を取らなければなりません。
しかし、意図せずに悪い影響力を持ってしまうこともあります。
そうなれば、世界中が繋がっているインターネットですから、想像も絶する問題を招くことになりかねません。
出来るだけ多方面からの見え方も意識するべきでしょう。
でなければ、生涯にわたって後悔することになりますよ。
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